Asif Shahzad Mubasher Bukhari
[イスラマバード 23日 ロイター] - 米・イランの戦闘終結に向けた協議の仲介役を担うパキスタンが、停滞している協議再開に向けた道筋を模索しているもよう。パキスタンの情報筋3人が明らかにした。ただ、いかなる協議にも依然として大きな障害が残っているとみられる。
情報筋によると、イランのモメニ内相は今週、パキスタンの首都イスラマバードを訪問し、予備的な協議が行われた。モメニ内相のパキスタン訪問は過去10日間で2回目という。
米・イラン協議再開に向け、中国も働きかけているとみられる。情報筋によると、パキスタンのダール外相は先週中国を訪問し、中国当局者と新たな中東和平に向けた取り組みについて協議。「イランによる湾岸諸国への攻撃やホルムズ海峡の封鎖は中国の国益を損なっており、中国は不満を抱いている」とした。
中国はパキスタンの主要な支援国であるため、中東の主要貿易ルートの再開に向けた外交的解決策を見出すことに経済的な利害関係がある。
また、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるサウジアラビアに対する海上封鎖が、パキスタンの仲介役としての立ち位置を複雑にしている。パキスタンはサウジの財政支援に依存しており、イラン側の主張に過度に寛容な姿勢を見せれば、サウジの不満を招く恐れがあるからだ。
パキスタン当局者は、サウジやその他の湾岸諸国に対する攻撃の停止が「いかなる協議再開の前提条件となる」とし、パキスタンはこのメッセージをイランに伝えたと明らかにした。