David Ljunggren Maria Cheng

[オタワ 23日 ロイター] - カナダのカーニー首相は23日、米国が新たな関税を発表したことを受け、州首相らと会合を開いた。米国との貿易戦争で自国を守るため、報復措置を含めあらゆる手段を講じる考えを表明した。

トランプ米政権は20日、カナダからの幅広い輸入品に8月19日から50%の関税を課すと発表した。

カーニー氏は会合で、「米国との貿易交渉を強化しており、必要であれば自国の利益を守ることをためらわない」と述べ、米国の新たな措置を不当だと批判した。

「合意に至らなければ、あらゆる選択肢がある」とし、報復措置の可能性に言及したが、具体的な内容には触れなかった。

トランプ氏とカーニー氏は今週、2国間の貿易交渉を強化することで合意した。トランプ氏が今月初めに米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の延長に合意しなかったことが背景にある。協定は効力を維持するものの、毎年の見直しが必要となる。

米国はカナダとメキシコそれぞれと個別の枠組みで交渉しており、米政府はメキシコとの方が進展していると表明している。そのため、メキシコが受け入れる譲歩を、米国がカナダにも迫るリスクが高まっている。

カーニー氏は個別の貿易分野を対象とした合意ではなく、包括的な合意に達したい意向を示した。

同氏は自身と州首相らが結束していると述べたものの、10州は対応策を巡り意見が分かれている。米国に原油とカリをそれぞれ輸出しているアルバータ州とサスカチュワン州は、米国への圧力を強めるための輸出制限や関税の導入を否定した。

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