Hiroko Hamada
[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反発し、前営業日比0.47%(308円84銭)高の6万6424円44銭となった。指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体株が底堅く推移し、相場を支えた。米グーグルの親会社アルファベット決算が支えになったとの指摘があったが、これから公表される他のハイパースケーラーの決算を見極めたいとする動きもあり、日経平均は次第に伸び悩んだ。
・日経平均は小幅高でスタートし、中盤に1.37%高の6万7022円37銭まで上昇。一巡後は上げ幅を縮小し、もみ合いが継続。
・国内の長期金利の上昇は重しに。セクター別では不動産株が軟調。
・イラン情勢の混迷が続く中で原油価格が上昇し、インフレ警戒が高まっているとの見方。国内消費に重しになるとの思惑で小売関連が値下がり。
・個別材料を手掛かりにした物色は活発。
・AI・半導体関連ではアドバンテストやレーザーテック、村田製作所が堅調。
・TOPIXは0.39%高の4048.79ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆1055億1200万円。
・東証33業種では、銀行、鉱業、機械など18業種が値上がり。不動産、精密機器、食料品など15業種は値下がり。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが638銘柄(41%)、値下がりは866銘柄(55%)、変わらずは52銘柄(3%)。
<楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト 土信田雅之氏>
「米アルファベットの決算は一定程度支えになってはいるものの、かなり好感されている印象は見受けられない。日経平均は前日に付けた高値を超えられず、買いの勢いは限定的」
「今後出そろう他の米ハイテク企業決算を見極めるムードが強いようだ」
「AI相場が終わったわけではないが、6月末までにみられたモメンタム相場は一巡し、足元は企業業績を見極める局面に入っている」