ウクライナがクリミアを完全封鎖していない理由

バロスに言わせれば、ウクライナは意図的にクリミアを完全封鎖しておらず、今も出入りは可能だ。「一般的に、相手が踏ん張って最後まで戦うのではなく撤退する気になるよう、逃げ道は残しておくものだ」

ロシアにとってクリミアは、貴重な戦略地政学的資産だ。ロシアが誇る「不沈空母」として、黒海地域全体に空軍力と海軍力を展開するプラットフォームの役割を果たす一方、セバストポリを主要港とするロシア黒海艦隊は、ウクライナの穀物輸出などを締め付ける武器になってきた。

このロシアの「要塞」を脅かすウクライナは、敵国民にメッセージを発している。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の約束と裏腹に、2014年のクリミア侵攻はロシアに安全をもたらしていない、と。

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