[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルがユーロなどの主要通貨に対しやや下落した。対円でも前日に付けた39年半ぶりの高値からは下落したものの、なお163円台前半で推移しており、政府・日銀による為替介入が引き続き警戒されている。

終盤の取引でドル/円は0.01%安の163.14円。ドルは一時162円台に下落したものの、その後は下げ幅を縮小した。

ドルは前日のニューヨーク時間の取引で163.23円まで上昇し、1986年12月以来のドル高・円安水準を更新。22日の東京時間の取引でも163円前半で推移した。これを受け、片山さつき財務相は22日、具体的な為替の水準にはコメントを差し控えるとした上で「必要があればいつでも適切に断固たる対応を取る」という方針は全く変わっていないと述べた。

政府・日銀は円相場が1ドル=160円を超えて下落した際、4月と5月に為替介入を実施。ただ、相場の大きな流れを変えるに至っていない。アナリストはドル高基調の継続に加え、日銀の政策金利がなお低水準にあることが背景にあると指摘。ドイツ銀行リサーチの外国為替テーマ調査責任者、マリカ・サクデバ氏は、日本の政策当局者はここ数カ月、通貨の安定化に重点を置いてきたと指摘した上で「財政余力が最も重要な政策判断基準になりつつある場合、政策の重点は為替管理から金利管理へ移る可能性がある」とし、ドル/円相場への最終的な影響は「政府が金利を管理するためにどの手段を選択するかに左右される」との見方を示した。

LSEGのデータによると、市場が織り込む日銀による今年の利上げ幅の累計は約0.25%ポイント。ロイターは関係筋の話として、円安の進行や原油調達コストの上昇などを受け、日銀は物価上振れリスクへの警戒を続けており、日銀内では今後の利上げペースに影響し得るとの声も出ていると報じた。

米国では、緊迫化する中東情勢を背景に原油価格が上昇していることで米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まっており、CMEフェドウオッチによると、28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は31.5%と、1週間前の10.7%から上昇した。

終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.03%安の101.14。

ユーロ/ドルは0.01%高の1.1408ドル。

ドル/円 NY終値 163.13/163.16

始値 163.02

高値 163.17

安値 163.00

ユーロ/ドル NY終値 1.1410/1.1413

始値 1.1403

高値 1.1421

安値 1.1403

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