Kentaro Sugiyama
[東京 22日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 163.07/163.11 1.1409/1.1410 186.08/186.09
午前9時現在 163.17/163.21 1.1401/1.1403 186.06/186.08
NY午後5時 163.16/163.19 1.1397/1.1400 185.98/186.01
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べて小幅にドル安/円高の163円前半で推移している。中東情勢の緊迫を背景に原油価格が上昇傾向となる中、ドル買いが入りやすい地合いが維持された。片山さつき財務相の円安けん制発言には、市場の反応は限定的だった。
ドルは前日海外時間に163.24円まで上昇し、約39年半ぶりの高値を付けた。大台が変わったことで東京時間の午前には輸出企業の売りが持ち込まれ、やや下押しした場面もあったが、輸出の売りが一巡すると再びドル買い/円売りが優勢となった。午後も底堅く推移した。
片山さつき財務相は午前、省内で記者団の取材に対し「必要があればいつでも適切に断固たる対応を取る」と語ったが、相場の反応は乏しかった。
<円キャリー取引が下支えか>
足元のドル高/円安は投機的な買いとの指摘も聞かれるが、市場からは円キャリー取引の影響が大きいとの見方も出ている。
あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジストは「上値を積極的に追いかけて当局の介入を誘発しようとする動きではなく、下がったところで着実に買いを入れるフローが多い」と指摘。政府が日銀の利上げに慎重という見方が市場に浸透し、円キャリー取引の安心感を高めていると語った。
円安が一段と進行した場合には実弾介入が実施される可能性がある。あおぞら銀行の諸我氏は「日本単独での介入は効果が薄そうだ」と指摘。その上で、米国の通貨当局がどの程度協力するかが重要になると語った。