[21日 ロイター] - 半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC) は、2027年から半導体の製造価格を最大10%引き上げる計画だ。2人の情報筋が21日、明らかにした。
情報筋の一人は、この措置は原材料、製造設備、海外工場建設にかかるコストの上昇を相殺するためのものだと述べた。
日本経済新聞社の英文媒体「日経アジア(Nikkei Asia)」が最初にこの計画を報じた。
• 情報筋によると、値上げ幅は顧客や製品によって異なり、最大で10%引き上げられる。
• 12ナノ(ナノは10億分の1)メートル、16ナノ、28ナノなどの非先端半導体の生産では、最大10%の値上げとなる。
• 情報筋によると、6ナノメートル以下の先端半導体の生産についても、最大10%の値上げが行われる。
• 日経アジアの報道によると、交渉は6月に始まり7月に妥結し、新価格は27年初めに適用される予定。
• TSMCの広報担当者は21日のロイターの取材に対し、価格についてはコメントしないと回答。「当社の価格設定は戦略的なものであり、機会主義的なものではない。今後も顧客と緊密に連携し、当社の価値を顧客に提供していく」と述べた。
• TSMCの魏哲家(C・C・ウェイ)最高経営責任者(CEO)は6月、価格を引き上げたい意向を示しつつ、一部のメモリ企業が実施しているような急激な値上げは控える方針だと語った。