地雷で立ち入れないか劣化した土地は90万平方キロ超

「地雷は土壌の構造を不安定化し、表土や草木を吹き飛ばし、浸食しやすくする。それはいずれも農業生産性の低下につながる。弾薬が腐食するにつれ、汚染物質が数十年残留する恐れがある。不発弾も、土壌中に存在するだけで害を及ぼす。地雷が埋まっているという不安から、農業や水の確保のために必要な土地に人々が立ち入れなくなる」

ベルヘによれば世界全体では、地雷があるために立ち入れないか劣化した土地は90万平方キロを超える。

都市は再建できるかもしれないが、土壌を元に戻すのは容易ではない。「土壌の回復や新しい土壌の形成には、とてつもなく長い時間がかかる」と、ベルへは言う。「表土が2.5センチ形成されるのにも1000年かかる」

彼女はこうした問題を、アンゴラやアフガニスタン、旧ユーゴスラビア、イラクなどで研究してきた。「どこでも同じパターンが見られる。土壌の構造が不安定になり、家畜が死に、農業生産性が低下し、貧困と栄養不良が悪化する」

国連の有害物質と人権に関する特別報告者マルコス・A・オレヤナは、戦争で破壊された建物から放出される物質にも注意を喚起する。

「例えば、病院には有害な医療物資や廃棄物がある。インフラが損壊した際に、建設時に混入した有害物質が放出される場合もある。ウクライナやガザでの戦争では、後者の明らかな例が見られる。破壊された建物から大量のアスベストが環境中に放出されている」

長期にわたり環境に悪影響を残したベトナム戦争
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