[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日発表した6月の小売売上高(季節調整済)は前月比0.2%増加し、ロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。前月比の増加は5カ月連続。ガソリンスタンドの売上高が押し下げられたことで5カ月ぶりの小幅な伸びにとどまったものの、自動車購入やオンライン販売の増加を背景に、第2・四半期に個人消費が加速したとの見方が裏付けられた。

前年同月比では6.7%増加した。

5月の伸びは1.0%と、従来発表の0.9%から上方改定された。

業種別で​は、6月はガソリンスタンドの売上高が前月比5.3%減少し、5月の2.6%増から反転した。一方、自動車ディーラーの売上高は1.9%、オンライン小売売上高も1.9%、それぞれ増加した。

家電・電子機器は0.8%増加した。スポーツ用品・趣味・楽器・書籍も1.3%増加。サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の開催が押し上げ要因となった可能性がある。一方、唯一のサービス部門である飲食店の売上高は0.1%増にとどまった。

建設資材・園芸用品は0.1%増、家具店は横ばいとなった。ヘルス・パーソナルケア店は0.8%減少、衣料品店、食品・飲料も減少した。これらの減少は、客足を呼び込むための小売業者の値下げ、あるいは値上げに抵抗する消費者の需要減退を反映している可能性がある。

6月の自動車、ガソリン、建設資材、食品サービスを除くコア小売売上高は0.5%増。5月は0.8%増と、0.7%増から上方改定された。

コア小売売上高は、6月末にかけて実施された米アマゾン・ドット・コムの会員向けセール「プライムデー」に伴い、他の小売業者もセールを実施したことが押し上げ要因になったとみられている。

モルガン・スタンレー・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミック・ストラテジスト、エレン・ゼントナー氏は「難しい局面にあるにもかかわらず消費者は支出を続けており、労働市場に弱含みの兆候は見られない」と指摘。「今回のデータで米連邦準備理事会(FRB)の姿勢が変わることはないだろうが、米経済が引き続き底堅いことを裏付けている」と述べた。

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