[北京 16日 ロイター] - パプアニューギニアのトカチェンコ外相は16日、国内にある台湾の代表処(窓口機関)を即時閉鎖することを政府が決定したと明らかにした。中国は決定を称賛。台湾は代表処の運営を継続すると述べた。

太平洋地域は長年、中国と台湾の外交的な競争の場となってきた。パプアニューギニアは1999年にごく短期間、台湾と外交関係を持っていた。現在、太平洋島しょ国で台湾と公式な外交関係を持つのはパラオ、ツバル、マーシャル諸島の3カ国。パプアニューギニアとフィジーには台湾の事実上の大使館が置かれている。

トカチェンコ氏はフェイスブックへの投稿で、「チャイニーズ・タイペイ(台湾)の物理的な拠点は、もはやパプアニューギニアにおいて承認されず、必要ともされない」と述べた。この決定を今週、中国大使に伝えたとし、パプアニューギニアはこの「行政上の調整」を中国との関係格上げに向けた重要な一歩とみていると述べた。

台湾外交部(外務省)は、パプアニューギニア外相の発言について、事前の協議はなかったとし、同国政府と協議する方針を示した。「パプアニューギニアのわが国の代表処は引き続き正常に運営され、関連規定に基づき国の権益を守り、自国民に必要なサービスを提供する」と述べた。さらに、詳細には踏み込まず、「国際社会の関心と支持を求めるため、志を同じくする国々」に連絡を取ったとした。

中国外務省は、パプアニューギニアの措置を「高く評価している」と述べた。在パプアニューギニア中国大使館は、台湾の代表処を閉鎖するという「正しい決定」は「中国とパプアニューギニアの二国間関係発展に向けた政治的基盤をさらに強固にする」と述べた。

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