Maria Martinez

[ベルリン 15日 ロイター] - ドイツのメルツ首相は15日、財政赤字に上限を設ける「債務ブレーキ」について、任期中に再度改正する可能性を全面的に否定した。上限変更の可能性について明確に方針を示した。

メルツ氏は「債務ブレーキ再修正のハードルは極めて高い」とした上で、「この政権の任期中に」修正する可能性は低いとの見通しを示した。

債務ブレーキは財政赤字を国内総生産(GDP)の0.35%以内に抑えるもので、憲法に明記されている。変更には上下両院それぞれで3分の2以上の賛成が必要となるため、野党議員の支持も得なければならない。

メルツ氏は、連立政権内でさえ、この問題に対する姿勢は一致していなと述べた。

ドイツ議会は昨年2月の総選挙から数週間後、5000億ユーロのインフラ特別基金創設を含む国防費の大幅増を決定し、国防費を債務ブレーキの対象外とする改正を実施した。

メルツ氏は、昨年9月に作業を開始した債務ブレーキ近代化のための専門家委員会について、政府に対して単一の統一案ではなく「少なくとも2種類、さらには3種類の異なる提案」を示すとの見通しを示した。

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