Takahiko Wada
[東京 16日 ロイター] - 日銀が16日に発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第106回<2026年6月調査>)によると、5年後に物価が「上がる」と予想する回答者の割合は合計で86.1%となり、3月の前回調査の82.6%を上回った。中東情勢の緊迫化を受けて原油が高騰、先行きの物価高への見方が強まったとみられる。5年後の物価上昇率(現在対比)については、平均値が10.8%上昇と前回の10.3%上昇を上回り、比較可能な06年9月以降で最高を更新した。
5年後の物価が上昇すると考える理由としては「最近物価が上がっているから」との回答が引き続き最も多く、今回は8割を超えた。
1年後の物価が「上がる」と予想する回答者も90.4%となり、前回の83.7%を大きく上回った。回答者の割合は過去最高。1年後の物価の数値予想では平均値が13.1%上昇、中央値が10.0%上昇。平均値は前回を大幅に上回り、こちらも過去最高となった。
日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置付けており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の一つとなっている。調査期間は5月7日から6月9日。