Susan Heavey Kristina Cooke Joseph Ax
[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、連邦移民当局に対し逮捕手段としての車両停止を再開するよう指示した。移民・税関捜査局(ICE)の職員がテキサス州とメーン州でドライバー2人を相次ぎ射殺したことを受け、当局が車両停止措置を一時中断していたが、これを撤回した。
トランプ政権の国境問題責任者を務めるトム・ホーマン氏は14日、車両停止措置の一時停止について「ICE捜査員の安全を確保し、彼らが正しい行動を取っていることを確認するための短期的な見直しとなる」と語っていた。
この発言に支持者らから批判が強まり、トランプ氏は15日の交流サイト(SNS)への投稿で、「われわれは強く、タフで、賢明でなければならない。ICEの最も重要かつ効果的な犯罪対策手段の一つである車両停止を放棄できない」と述べた。
テキサス州ヒューストンで7日、ICE捜査員が通勤中のメキシコ国籍の男性運転手を射殺。さらに13日にもメーン州ポートランド近郊で、コロンビア出身の運転手を射殺した。いずれの事件も、捜査員が車両停止を試みた際に発生したが、当局は2人が移民取り締まり作戦の対象ではなかったことを認めている。
連邦当局は、2人が致死的な武力行使を正当化するほどの脅威を捜査官や一般市民にもたらした証拠を示していない。