Dan Rosenzweig-Ziff Andrew Goudsward

[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領が司法長官に指名したブランチ司法長官代行は15日、上院司法委員会の公聴会に臨み、故ジェフリー・エプスタイン元被告に関する関連資料の公開や、トランプ氏に包括的な税務上の免責を与えた和解を巡り、与野党双方の議員から厳しい追及を受けた。

トランプ氏の元個人弁護士であるブランチ氏は、ジョン・コーニン議員(共和党)から、米内国歳入庁(IRS)に対してトランプ氏が起こした訴訟を和解で決着させた司法省の判断について問いただされた。

この和解では、トランプ氏の同盟者らが過去に受けたとされる政府の不当な扱いを補償するため、18億ドルの基金を創設したほか、トランプ氏と同氏の一族企業が過去の行為を巡る税務調査に直面しないよう保護する関連命令が出された。ただ、この基金は後に撤回された。

ブランチ氏は、計画されていた基金は「消滅した」と述べたが、基礎となる和解合意自体は正式に取り消されたわけではないことを認めた。和解合意の履行にはトランプ氏の弁護士が裁判所に訴える必要があるが、そうした動きはないとした。

税務関連の合意内容については、IRSの和解では標準的な慣行だと擁護した。ただ、税務専門家はトランプ氏に与えられた免責は極めて異例だと指摘している。

コーニン氏は公聴会の休憩中に記者団に対し、ブランチ氏の回答は基金に関する自身の懸念を払拭するものではなく、現時点では賛成票を投じるには至っていないと語った。同氏は、投票を行う段階になるまで判断を保留すると述べた。

ブランチ氏はトランプ氏との距離を置く姿勢を示し、トランプ政権の政策に反する判断を下したことを理由に連邦判事が弾劾されるべきではないと述べたほか、2021年1月6日の米連邦議会襲撃事件で警官を暴行した者は訴追されるべきだったと認めた。

「トランプ大統領は私を信頼して助言を求めている。助言するというのは、私がイエスマンだという意味ではない」と、クリス・クーンズ議員(民主党)に語った。

民主党は、ブランチ氏が公益保護を犠牲にしてトランプ氏の個人的な擁護者として行動してきたと主張し、同氏を非難してきた。1200人を超える司法省の元職員が、同氏に反対する書簡に署名している。

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