[北京 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が15日発表したデータに基づきロイターが算出したところ、6月の人民元建て新規融資は1兆6100億元(約2378億9000万ドル)となった。5月の3倍超に増えたものの、アナリスト予想には届かなかった。
ロイターがまとめたアナリストの予測平均は2兆元だった。5月は5200億元、前年同月は2兆2400億元だった。
人民銀のデータによると、上半期の新規融資総額は10兆7200億元と、前年同期の12兆9200億元から減少した。長引く不動産不況や企業の投資意欲の減退が引き続き融資の伸びを圧迫した。
ロイターの算出によると、住宅ローンを含む家計向け融資は、5月の1412億元の減少から、6月は2646億元の増加に転じた。企業向け融資は前月の6400億元から1兆5000億元に増加した。
6月末時点の人民元建て融資残高は前年同月比5.2%増と、5月の5.5%増から減速し、アナリスト予想の5.4%増も下回った。
6月のマネーサプライM2(広義の通貨供給量)の伸び率は前年同月比8.0%と、5月の8.6%から減速しアナリスト予想の8.5%に届かなかった。より狭義の指標であるM1は4.0%増となり、5月の5.5%増から伸びが縮小した。
広範な信用と流動性の指標である社会融資総量の残高は、6月末時点で前年同月比7.4%増となり、5月の7.7%増から減速した。今後、国債発行が加速すれば、社会融資総量を押し上げる可能性がある。