Basem SaeedZahran Danial Azhar
[14日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが14日発表した第2・四半期(4─6月期)決算は利益が市場予想を上回った。ディールメーキングが加速したほか、中東情勢を背景とした市場のボラティリティー(変動率)の高まりにより株式トレーディング部門の収入は過去最高を記録した。
株式部門の収入は前年同期比72%増の74億2000万ドル。債券・為替・商品(FICC)部門の収入は32%増の45億9000万ドルとなった。
ソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で「事業全体で勢いが加速している。顧客は最も戦略的かつ重要な取引の遂行を当行に任せるようになっており、それが多くの場合、事業全体にわたる活動の起点となっている」と指摘。「こうした活動の好循環は今後も続くとみている」と述べた。
第2・四半期の総利益は66億3000万ドル、1株当たり利益は20.98ドルだった。前年同期はそれぞれ37億2000万ドル、10.91ドルだった。LSEGがまとめたアナリスト予想は14.48ドルだった。
投資銀行部門の手数料収入は前年比55%増の34億ドル。株式・債券の発行増加とアドバイザリー部門の好調が寄与した。LSEGのデータによると、2026年上半期は100億ドル超の「メガディール」が急増し、世界の合併・買収(M&A)取引額は過去最高水準に達した。こうした取引で助言手数料を得るゴールドマンなどの投資銀行にとっては追い風となった。
資産運用・ウェルスマネジメント事業の収入は20%増の46億ドル。同行は、トレーディングや投資銀行部門への依存を減らし、より安定した収益基盤を構築するため、同事業の強化を推進してきた。
一部のアナリストは、米宇宙開発企業スペースXの新規株式公開(IPO)が取引量の押し上げ要因となった可能性も指摘した。ゴールドマンは同IPOの主幹事の一角を担った。
ゴールドマンの株価は午前の取引で約6.5%上昇している。