Arasu Kannagi Basil Nivedita Balu

[14日 ロイター] - 米銀大手ウェルズ・ファーゴが14日発表した第2・四半期決算は、純利益が前年同期比17%増加した。相場が乱高下する中でトレーディング部門が活況を呈したほか、融資の力強い伸びが金利収入を押し上げた。

純利益は64億1000万ドル(1株当たり2.00ドル)、前年同期は54億9000万ドル(同1.60ドル)だった。

チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は声明で「消費支出は増加し、貸倒償却や延滞は減少、消費者層全体で貯蓄と投資が拡大している。企業は慎重姿勢だがバランスシートとキャッシュフローは引き続き堅調で、良好な与信状況につながっている」と述べた。

純金利収入(NII)は、前年比5%増の123億2000万ドル。平均融資残高は前年比12%増加した。金利収入の通期見通しを約500億ドルで据え置いた。

トレーディング業務を含む市場部門収入は24%増の22億1000万ドルとなった。シャーフ氏は「購買力やインフレを巡る懸念はあるが、労働市場と賃金の伸びは引き続き堅調だ。良好な状況は永続するわけではないため、どの程度成長するか選別的に取り組んでいる」と述べた。

<好調な投資銀行業務>

規制環境の緩和を追い風に今年は企業のM&A(合併・買収)が勢いを増している。資本市場でも大型の新規株式公開(IPO)や、人工知能(AI)関連企業の株式売り出しが相次いだ。

ウェルズ・ファーゴの投資銀行部門の第2・四半期手数料収入は、債券・株式の引き受け増加により前年比35%増の9億3900万ドルとなった。

同四半期には米電力ネクステラ・エナジーによる670億ドル規模のドミニオン・エナジー買収などの助言業務、スペースXの大型IPOで共同ブックランナーを務めた。アンソロピックの350億ドルの資金調達支援ではアポロに助言、投資銀行業務を着実に拡大している。

<従業員数20万人切る>

6月末時点の従業員数は19万7466人で、3月31日時点の20万0999人から減少した。2020年後半以降、従業員数は減少し続けている。シャーフ氏の下で人員を効率化し、コスト削減によって長期的な成長施策に振り向けてきた。

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