Kentaro Sugiyama
[東京 10日 ロイター] - 日銀が10日に発表した6月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年比7.1%上昇した。金属市況の上昇や中東情勢の不安定化の影響を受けて幅広い品目が上昇し、2023年3月(7.4%上昇)以来の高い伸びとなった。前月比は0.4%上昇と、伸び率は5月の1.1%から縮小した。
前年比で最も押し上げに寄与したのは「非鉄金属」で、前年比39.2%上昇した。銅やアルミニウムなどの市況上昇を反映した。
「石油・石炭製品」は同22.8%上昇、「化学製品」は同14.4%上昇。中東情勢の影響で、原油やナフサ、石油化学基礎製品が値上がりした。
全515品目中、前年比で上昇したのは418品目、下落は81品目だった。
日銀の担当者は、原料価格の上昇を価格転嫁する動きから、引き続き幅広い財が値上がりしていると指摘した。中東情勢関連では「化学製品」のほか、「プラスチック製品」、「その他工業製品」、「木材・木製品」、「パルプ・紙・同製品」など関連物品が上昇しているという。
輸入物価指数(円ベース)は前年比29.7%上昇と、5月(26.1%上昇)からプラス幅が拡大した。22年10月(42.3%上昇)以来の高い伸びとなった。為替円安の影響を受けているとみられている。
*日銀の発表資料は以下のURLでご覧になれます。