[9日 ロイター] - 米人工知能(AI)新興企業アンソロピックは9日、経営を監督する独立機関「長期利益信託」のメンバーに元米連邦準備理事会(FRB)議長のベン・バーナンキ氏を起用すると発表した。
ノーベル経済学賞受賞者であるバーナンキ氏は、2006年から14年までFRBを率い、08年の金融危機時に政策のかじ取りを担った。
バーナンキ氏は声明で、「AIの可能性は大きく、もたらす結果にも大きな幅がある。その可能性がどのように実現されるかは、われわれが周辺に構築する制度に一部左右されるだろう」と述べた。
長期利益信託は、アンソロピックが公益的な使命を果たし続けることを担保する監督機関で、メンバーは多様な専門性に基づいて起用され、同社に金銭的な利害関係を持たない。また経営陣や投資家から独立しており、取締役会の過半数メンバーを任命・解任する権限を有している。
アンソロピックは公益法人として運営されており、商業的成功と社会的・公益的利益とのバランスを図ることを目指している。