Nolan D. McCaskill Jonathan Allen

[ワシントン 9日 ロイター] - 11月の米議会中間選挙における激戦州の1つ東部メーン州で、上院議員選の野党民主党の指名候補だったグラハム・プラトナー氏が女性からの性被害告発を受けて選挙戦から撤退したことを受け、少なくとも6人の民主党員が新たな候補に名乗りを上げた。

同州の上院議席は現在与党共和党のスーザン・コリンズ議員が保持しており、民主党にとって上院の多数派奪還を目指す上で重要な選挙区と位置付けられている。

新たに立候補を表明したのは、弁護士で疫学者のニラブ・シャー氏、州上院議長を務めるトロイ・ジャクソン氏のほか、地ビール会社「メーン・ビア・カンパニー」共同経営者のダン・クレバン氏、元議会スタッフのジョーダン・ウッド氏、ソーシャルワーカーのペイジ・ラウド氏とシェンナ・ベローズ州務長官。

シャー氏は動画声明で、医療費負担の軽減や富裕層・大企業への課税強化を訴えて「今こそ未来に目を向ける時だ」と述べた。

ジャクソン氏は、自らを5代続く伐採業者と紹介するとともに「労働者階級による強力な運動」を築くと表明。州議員や自治体首長ら54人の支持を取り付けたと発表した。

ベローズ氏は2023年、連邦議会襲撃事件を理由にトランプ大統領の共和党予備選出馬資格を認めない判断を下して全米の注目を集めた。

いずれの候補者も、約30年にわたって議席を守り続けているコリンズ氏への対決姿勢を打ち出している。共和党側は「コリンズ氏はこれまでも民主党主導部が支援した候補を退けてきた」として、選挙戦への自信を示した。

メーン州民主党は近く指名大会を開き、27日の候補者届け出期限を前に新たな候補を選出する方針。ただ選考方法の詳細は明らかにしていない。

プラトナー氏はカキ養殖業者で海兵隊退役軍人。今年の民主党候補指名争いを制した後、過去の不適切なSNS(交流サイト)投稿やナチスのシンボルを連想させる入れ墨などを巡る報道が相次いだ。

さらに今週、元交際相手の女性が21年にプラトナー氏にレイプされたと主張。同氏は「全面的に事実無根」と否定したものの、出馬を断念した。

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