Joanna Plucinska Tim Hepher

[ロンドン 8日 ロイター] - 欧州航空機大手エアバスは8日、2026―45年の業界全体の世界旅客機総納入数は4万2060機になるとし、従来予測から1%下方修正した。今後20年間の業界全体の航空機需要予測を1%下方修正した。コロナ禍以降続いていた航空業界の急激な回復に、中東紛争と貿易摩擦がブレーキをかけたことが理由。

内訳は、エアバスの「A320ネオ」シリーズや米ボーイング「737MAX」などの業界で最も需要の多い単通路のナローボディ機(小型機)が3万3920機、長距離路線に使われることが多い通路2本のワイドボディ機(中・大型機)が8140機。

エアバスはジェット機需要が引き続き堅調に推移すると見込んでおり、うちアジアが納入機全体の約半分を占めると予想している。しかしながら輸入品への追加関税による貿易摩擦激化や中東紛争により、以前の成長予測の勢いは失われたとした。

長期的な成長見通しの下方修正は、中東紛争に端を発する原油価格の高騰を受けて航空各社が運航能力の拡大計画を縮小していることから、今後の航空市場の活気がやや後退する可能性を示唆している。

エアバスはまた、総納入機数のうち、純粋に保有機数を増やすのではなく、古い機体の置き換えを目的とする割合が、従来予想の45%から47%に上昇するとの見通しを示した。

さらに、旅客数の年間伸び率見通しを従来予想の3.6%から3.9%に上方修正した。ただ、同一条件ベースで比較した場合は4.1%からの下方修正になるという。

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