ミサイルはどこに着弾したのか
中国海軍の王学猛報道官は、模擬弾頭を搭載した弾道ミサイルは「公海上の指定海域に正確に着弾した」と述べた。「今回の発射実験は国際法および国際慣行に合致しており、特定の国や目標を対象としたものではない」
中国政府は発射地点や目標海域の詳細を明らかにしていない。ただ、中国当局が事前に発出し、日本の海上保安庁が公表したロケット残骸の落下に関する航行警報によると、ミサイルは約4000マイル(約6400キロ)以上飛行したとみられる。
ミサイルの落下予定海域は、キリバスとツバルの排他的経済水域(EEZ)のすぐ外側、ソロモン諸島の北東約500マイル(約800キロ)に位置する。航行警報では、発射地点は中国北東部の渤海、または南シナ海だった可能性が示されている。
ミサイルの正確な飛行経路は現時点では明らかになっていない。日本の木原稔官房長官は7日、日本の領空や排他的経済水域(EEZ)上空を通過したことは確認されていないと述べた。
台湾の国家安全会議トップを務める呉釗燮は7日遅く、中国がSLBMを発射し、「フィリピン上空を飛行した」と明らかにしたうえで、「地域を不安定化させる挑発行為だ」と批判した。
米国の同盟国であるフィリピンも、この実験について「小国や、その国民を支える脆弱な生態系への配慮を欠いた無謀な軍事力の誇示だ」と非難した。
フィリピン国防省のアルセニオ・アンドロンゴル報道官は、「今回の発射に平和的な目的はない。中国の違法な拡張主義や威圧に反対する国々を挑発し、威嚇するために計算された行動だ」と述べた。
中国海軍の094型戦略原子力潜水艦が沿岸海域から発射した場合、JL-2と新型のJL-3(巨浪3)はいずれも今回の着弾海域まで到達可能とされる。