ユニクロの再オープンで他のSPAブランドも売上上昇
SPAは通常、多くの商品を所狭しと陳列して多品買いを誘導するが、明洞に出店する際には「ブランド体験」を重視する。
ザラは店内に「ザカフェ(Zacaffe)」を併設し、ユニクロは広い空間を確保して開放感を演出、また随所に休める座席を用意した。「LifeWear magazine Zone」でLifeWearの世界観を紹介し、グラフィックTシャツを集めた「UT Zone」、オリジナルアイテムを作ることができる「UTme! 」、修復やリメイクに対応する「RE.UNIQLO STUDIO」などユニクロを体験できる構成で、オープン直後は、韓国ユニクロ最大の54個設置されたフィッティングルームに長い行列ができたという。
ユニクロ明洞店のオープンは波及効果をもたらした。オープン後、ロッテ百貨店のKinetic Groundは前月同期と比べて15%売上が増え、ムシンサスタンダード明洞店も17%増を記録した。ムシンサは明洞に2店舗を構えて消費者にブランド体験を提供、外国人の売上が56%を占めるという。
東西南北に約1キロという狭い明洞エリアに、ユニクロ、ザラ、H&M、ナイキなどの海外ブランドとエイトセカンズ、ムシンサスタンダードといった韓国ファッションが集まり、1カ所で体験できる街になった。
韓国ユニクロを運営するFRLコリアは昨年1兆3523億ウォンを売上げ、営業利益も2704億ウォンを記録した。FRLコリアはファーストリテイリングが51%、ロッテショッピングが49%を出資した合弁で、ロッテショッピングは931億ウォンの配当を受け取ったという。同社は、毎年数百億ウォンの現金を受け取っており、今期は初の1000億ウォンに達するとみられている。
ソウルにはKファッションストリートを名乗る街がいつくかあるが、ユニクロ明洞店は単に1ブランドの旗艦店というにとどまらず、明洞がファッション街として再生したことを象徴する存在だと言えるだろう。
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