1960年代から俳優や映画監督として活躍してきたサリー・フィールド。現在はネットフリックスで配信中の『親愛なる八本脚の友だち』で孤独な高齢女性トーヴァを演じている。同名のベストセラー小説が原作のこの映画は、孤独と喪失、そして高い知能を持つタコとの意外な心の絆を描く物語。本誌H・アラン・スコットが話を聞いた。
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──この作品に引き付けられた理由は?
最初の出会いは、まだ(原作本が)ゲラの段階だった。2つの章を読んだだけで、「やりたい」と思った。必ずしもトーヴァに引かれたというわけじゃない。彼女のことを詳しく調べたのは後になってから。私が引かれたのは独りぼっちの年配の女性と、孤独や喪失、ある生き物──この場合はミズダコ──との間に育まれる深い関係だった。
この本の魔法のような魅力の1つは、タコのマーセラスが語り手になっていること。映画では(タコの声を担当した)アルフレッド・モリーナがそれを見事に表現している。
──トーヴァのような女性は、スクリーンであまり描かれない。あなたもそう感じる?
自分が本当にやりたいと思う役を見つけるのは、昔から難しかった。複雑な女性をロマンス抜きで描く本当に複雑な物語はなかなかないし、年配の女性の役はさらに限られる。「年を取るとはどういうことか」を描く作品を見つけるには、多くの時間と労力が必要。男性でも女性でも、年を重ねれば喪失に直面する。そこからどう前へ進むのか。もし独りだったら、これから先どうやって生きるのか。
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