あだ名は「カードマスター」

ネットユーザーは、馬には独特の強みがあると冗談を飛ばしている。今年のW杯に中国が出場していないため、馬が中国贔屓の判定を疑われる余地はなく、「弱点がない」というのだ。

遼寧省北東部の阜新で生まれた馬は、南京体育学院で体育や陸上競技関連の授業を教えている。

2011年にFIFA登録審判となって以来、AFCアジアカップやAFCチャンピオンズリーグなど、アジア最大級の大会で審判を務めてきた。

妥協を許さない判定により、馬は中国のファンの間で「カードマスター」というあだ名を得ている。この評判は、2015年に上海で行われた激しい中国スーパーリーグの試合で、レッドカード3枚、イエローカード9枚を出したことに由来する。

馬自身もそのイメージを受け入れている。現地メディアによると、自身のSNSでネットユーザーに対し、「ここに来る者は誰であれレッドカードを受けることになる!」と冗談めかして警告した。

多くのネットユーザーは、大きなプレッシャー下でも冷静さを保つ馬を称賛している。

「激しい試合では、審判は徹底して冷静でなければならない。馬寧はいつもそれができている」

馬の知名度をさらに高めているのは、W杯期間中、テクノロジー大手のレノボ、家電メーカーのハイセンス、乳製品メーカーの蒙牛など、中国の大手企業数社のブランドアンバサダーも務めていることである。

あるネットユーザーは「試合をまったく見ないうえに、人の顔を覚えるのが苦手な人間が、今では審判を見分けられるようになるなんて、誰が思っただろうか」と述べている。

「他の国では、広告契約はスター選手のものになる。中国では、それが審判のものになる」

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