David Morgan Jonathan Landay
[ワシントン 11日 ロイター] - 米議会は11日、トランプ大統領が求めていた外国情報監視法(FISA)の短期延長法案を否決した。安全保障分野の経験を欠く側近を米情報機関トップに据える人事を巡る政治的対立が一層深まった。
FISAは12日深夜に失効する。下院はFISAを7月2日まで延長する法案を218対198で否決した。共和党議員19人が大半の民主党議員と共に反対に回った。民主党議員7人は延長に賛成した。
その後、上院の共和党と民主党は、それぞれ対立する党派的な延長案について全会一致の同意を求めたが、相手側の反対により阻止された。上院では10日にも同様の党派的な試みが失敗に終わっていた。
共和党指導部は、トランプ氏が国家情報長官代行に指名したパルト連邦住宅金融局(FHFA)局長の後任となる正式な長官候補を見つける時間を確保するため、同プログラムを3週間延長しようとしていた。トランプ氏は10日、この短期延長を呼びかけた。
トランプ氏は11日、ニューヨーク南部地区連邦検事のジェイ・クレイトン氏を国家情報長官候補に指名すると発表した。
上院共和党のスーン院内総務はこの人事を歓迎し、クレイトン氏について「明らかに極めて有能で適格だ」と評した。
しかし、パルト氏が依然として同ポストにとどまっていることから、今回の人事がFISAを巡る対立の打開につながる兆しは見られなかった。
上院民主党トップのシューマー院内総務は記者団に対し、「パルト氏は退かなければならない。その職にとどまることはできない。われわれの国家安全保障はあまりに重要だ」と語った。