Parisa Hafezi John Irish
[ドバイ 11日 ロイター] - 攻撃の応酬が続いているにもかかわらず、イランと米国の間で暫定合意に達するための取り組みが活発化している。イラン筋3人と欧州当局者が11日にロイターに語った。
両国はイラン資金凍結解除に関する仕組みについて協議を進めているという。
関係筋によると、イランと米国は依然として覚書の詳細についてメッセージをやり取りしている。
イラン筋の1人は「イランは凍結資金のうち60億─120億ドルを解放することを求めているが、米国は人道支援物資向けに段階的に解除することを望んでおり、イランへの全面的な資金返還を拒否している」と述べた。
欧州の高官は「現時点では、協議は技術的な詳細と金額、つまりイランが利用可能な流動性の水準に焦点を絞っている」と語った。
イラン筋によると、聖職者支配体制にとって、自らの存続のためには包括的な解決ではなく、凍結資産の解除と戦争の終結を通じて、国に最低限の息つく余地を取り戻せる枠組みこそが優先事項だという。
イラン筋の1人は「この戦争は軍事的な観点から見れば行き詰まりだ。米国はイランを攻撃しても目標を達成できなかった。交渉には進展が見られる」と指摘。「最近の軍事的な対立は、合意発表に向けた下地の可能性がある。もちろん、全面戦争への回帰を含め、あらゆる可能性は排除できない」と話した。