誰もが気になる点についてボストン・ダイナミクスの広報は、「ロボットたちに顔認識の機能はない」と明言した。

ヒョンデはFIFAの大会に初めてロボットを提供する唯一のオフィシャルパートナーになると宣言。その一環として4本足のパトロールロボット「セキュリティ・スポット」が会場の警備業務を支え、大会の安全強化に貢献する。

このロボットは、産業用検査アプリケーションを搭載したエンタープライズ資産管理システムで制御する。つまり娯楽用ではなく、厳密には「働く犬」の分類だ。

ヒョンデは2021年に買収したアメリカのロボット企業ボストン・ダイナミクスと連携し、大会支援の一環としてロボットを提供する。ただしスポットはそうした支援のごく一部にすぎない。

ヒョンデの乗用車994台とバス506台は、W杯が開催されるアメリカとカナダ、メキシコの16都市で、各国代表チームや関係者、大会運営スタッフ、メディア関係者らの送迎を担う。

2026年W杯は、ヒョンデがFIFAの公式ロボティクスパートナーになって以来、初のメジャー大会。2023年のパートナーシップ契約更新で獲得したこの地位のアピールを狙い、目に見えて実用的で無視しがたいロボット犬の概念を実証する。

W杯は6月11日から7月19日まで開催される。スポーツイベント会場を自律移動するパトロールロボットに安心感を感じるのか、やや落ち着かない感じがするのかは、自分が座る場所にもよるかもしれない。いずれにしても、ヒョンデはロボット犬を確実に目立たせる。
 

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 自重筋トレ入門ッ!
2026年6月16日号(6月9日発売)は「自重筋トレ入門ッ!」特集。

美と強さを追求し、古代ギリシャから監獄にまで受け継がれた自重筋トレ。その歴史と実践方法とは?

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます