[モスクワ 10日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は10日、政府高官らに対し、来週開催される中央銀行の会合で政策金利が引き下げられると期待する根拠があると述べた。病気のため会議を欠席したナビウリナ中央銀行総裁が進めてきたこれまでの金融政策運営実績ついては高く評価した。

過去1週間でナビウリナ氏は、「ロシア版ダボス会議」と称されることもある同国最大のビジネス会議のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムを含め、2件の公式イベントを欠席している。

ナビウリナ氏はオレシキン大統領補佐官(経済担当)やシルアノフ財務相、レシェトニコフ経済発展相とともに、主要なマクロ経済パネルディスカッションで登壇する予定だったが、中銀はナビウリナ氏が病欠中だと発表した。

一方、ナビウリナ氏は、インフレ対策として2024年に政策金利を21%に引き上げた措置を巡り、企業界から激しい批判を浴びている。こうした高金利は、23年に4.9%だった経済成長率が昨年は1%まで減速した一因となった。

ただプーチン氏は高官らに対し、中央銀行の政策は成果を上げていると発言。テレビ放映されたコメントで「(経済)状況はコントロール下にある。それは極めて明白だ。講じられた措置は望ましい結果をもたらした」と述べた。

来年6月に任期満了を迎えるナビウリナ氏の不在は、SNS上で懸念を呼び始めている。同氏が最後に公の場に姿を見せたのは、5月28日のプーチン氏のカザフスタン訪問時だった。

ナビウリナ氏は、19日の中銀会合による政策金利決定後に定例記者会見を行う予定。インフレの鈍化に伴い、政策金利は現在の14.5%からさらに引き下げられると予想されている。

プーチン氏は「物価上昇率は下振れており、5%をわずかに上回る程度だ。そのため政策金利の引き下げと、その他の必要な指標の達成の両方を期待する十分な根拠があると私は考えている」と語った。

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