[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米大統領は10日、イランとの和平合意が成立しなければ、「非常に激しく」攻撃すると表明し、前日に続きこの日もイランが攻撃を受ける可能性があると改めて警告した。また、米軍がホルムズ海峡で合計1億バレルを超える原油を積載した船舶を極秘裏に護衛していたとも明らかにした。

トランプ氏は記者団に対し「われわれは彼らを攻撃する。非常に激しく攻撃する」と発言。米国はイランとの協議で「意義のある合意で、機能する合意」を望んでいるとした上で、イランは核兵器を保有しないことにすでに同意しているが、合意書への署名が必要だと述べた。

また「今日初めて発表するが、われわれはイランから毎晩、何百万バレルもの原油を搬出してきた」と主張し、イランが「ようやくそれに気づいた」と述べた。「数百万バレルもの原油を搬出してきたからこそ、原油価格は1バレル=250ドルではなく、85ー90ドルで推移している」とした。ただ、それ以上の詳細には踏み込まなかった。

トランプ氏はその後、自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、米軍に対しホルムズ海峡を通過する石油タンカーや商船を支援する極秘任務を実行するよう指示していたと明らかにした。

これに関連して、ライト米エネルギー長官はこの日の議会公聴会で、米軍をホルムズ海峡での原油輸送の増加に向け活用したため、この1週間で同海峡を通過する石油タンカーが増加したと発言。ただ、トランプ大統領が「数百万バレルの原油をイランから搬出した」と記者団に述べたことについて、自身はそうした事実は把握していないと述べた。

米軍は9日、イランに対する新たな攻撃を実施。これに対しイランは報復として中東地域の米軍基地を標的に攻撃を行った。トランプ氏は米軍の攻撃について、ホルムズ海峡で米陸軍のアパッチヘリコプターがイランに撃墜されたことへの対応だったと述べている。

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