Phil Stewart

[グアンタナモ湾(キューバ) 10日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は10日、キューバにあるグアンタナモ米海軍基地を視察し、キューバ政府に対し、米本土やグアンタナモの米海軍基地を攻撃できる兵器の取得を試みれば、耐えることができないような米国との対立を招くと警告した。同時に、キューバと前向きな関係を築くことへの期待は依然として持っているとも述べた。

ヘグセス氏はグアンタナモ海軍基地の米軍兵士を前に行った演説で「この基地や米本土に到達可能な種類の兵器の調達や取得を試みることはキューバにとって賢明ではない」とし、「取得すれば、キューバが耐えることができないような対立を招くことになる。米国に匹敵する力を持つ国は地球上に存在しない」と述べた。ただ、具体的な兵器の種類については言及しなかった。

また「近い将来、キューバ政府指導部と友好関係を築くことを望んでいる」とも発言。「当面は状況を見守りたい。いかなる事態になっても、国防総省は最高司令官(であるトランプ大統領)に必要なあらゆる選択肢を提供する」と述べた。

トランプ大統領がキューバに対する圧力を強める中、米高官のキューバ訪問がこのところ相次いでいる。約2週間前に中南米を管轄する米南方軍のドノバン司令官がグアンタナモ海軍基地を視察し、基地の外周でキューバ軍の高官と協議したほか、5月には中央情報局(CIA)のラトクリフ長官が首都ハバナを訪問した。

米フロリダ州のマイアミ大学でキューバ研究プログラムを率いるマイケル・ブスタマンテ氏は、こうした一連の訪問は、キューバ国内で米国による軍事攻撃の可能性への懸念が高まる中、米国の決意を示す狙いがあると指摘。「ヘグセス長官のグアンタナモ海軍基地の視察は、キューバが交渉のテーブルに着かない場合、軍事的選択肢の行使が代償になり得ることをあらためて強調する意図がある可能性がある」との見方を示した。

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