また、「脳の運動」という側面から、欧米では「エクササイズスナック」というトレンドも浮上している。長時間デスクに座り続けると、仕事や勉強の効率が落ちる。

多くの人が経験的に知っているこの感覚は、科学的にも裏付けられている。そこで注目されているのが、スナックを食べてブドウ糖を補充するのではなく、中〜高強度のごく短い運動を小まめに行う「エクササイズスナック」だ。

短時間の運動の効果は、脳の血流が悪化するのを防ぐことだけではない。座位中心のオフィスワーカーが1分程度の短時間運動を取り入れたところ、実行機能や処理速度、ワーキングメモリー(作業記憶)が改善されることが最新の研究によって示唆されている。

脳を再起動させ、高パフォーマンスを維持する効果が期待できる、この「エクササイズスナック」と相性がいいのが、道具も不要で、時と場所を選ばない自重トレーニングというわけだ。デスク・プッシュアップ、スクワット、ランジなどであれば、仕事の合間にも取り入れやすい。

自重トレーニングが筋肉だけではなく、脳機能にも影響する可能性がある一方で、限界もある。効果を引き出すには、正確なフォームの習得が不可欠となるからだ。また、個人で継続するハードルも低くはない。

「自然な体に回帰したい」
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