Andy Sullivan Richard Cowan

[9日 ロイター] - 米東部メーン州で9日、中間選挙に向けた連邦上院選の民主党予備選が実施され、カキ養殖業者で海兵隊退役軍人の新人グラム・プラトナー氏(41)が勝利を確実にした。ポピュリスト的なアウトサイダーとして選挙戦を展開してきたプラトナー氏は、本選で過去に関する疑惑が大きな争点になる可能性が高い。

メディアの予測によると、開票率10%の段階でプラトナー氏の指名獲得が確実となった。

プラトナー氏は11月の本選で共和党現職のスーザン・コリンズ上院議員(73)と対決する見通しで、同州での勝敗が民主党が上院の過半数を握るかどうかを決定する可能性がある。穏健派のコリンズ氏は民主党寄りのメーン州で1996年以降、大差での再選を重ねてきた。

プラトナー氏はネット投稿やナチス関連のタトゥー、わいせつなメッセージなどを巡る疑惑で厳しい視線にさらされている。

同氏は昨年、複数の女性に性的に露骨なメッセージを送った疑惑が持たれているほか、元交際相手らはニューヨーク・タイムズ紙に対し、同氏が時折、不安を抱かせるような行動をとっていたと語った。

プラトナー氏はこうした行動を謝罪した上で、イラクとアフガニスタンでの戦闘任務後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ病に苦しんでいたと釈明した。タトゥーについてはナチスの記章に似ているとは知らず、昨年別のデザインで覆い隠したと述べた。

メーン州の上院選は11月の中間選挙において最激戦区の一つとみられている。民主党が過半数を得るには、共和党から4議席を奪取する必要がある。

民主党支持者の一部は明らかになったプラトナー氏の過去について「憂慮すべきもの」としている。しかし東部バーモント州選出の民主党系無所属のバーニー・サンダース上院議員ら急進左派の支持を得ており、党内の有力者から撤退を求める声は上がっていない。

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