Simon Lewis Giulia Paravicini
[ワシントン/ナイロビ 9日 ロイター] - トランプ米政権が欧州諸国に対し、米国の方針にならい、エボラ出血熱の流行に見舞われている中部アフリカ諸国からの最近の渡航者に渡航制限を課すよう要請していたことが分かった。関係筋や当局者が9日、明らかにした。サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会期間中のウイルス拡散を防ぐことが目的とされる。
アフリカ駐在の欧州連合(EU)外交官と、事情に詳しい別の関係筋によると、米国は6月1日、エボラ流行に関連した渡航制限を導入するよう欧州諸国に求める公式外交文書「デマルシュ」を発出した。同外交官は、EU加盟国はこれに返答していないと述べた。
匿名を条件にコメントした米国務省当局者は「われわれは、W杯期間中に予想される数百万人の訪問者、ファン、選手、観光客を含む国民を守るための取り組みを連携させるため、世界各国と外交的に関与している」と述べた。
米疾病対策センター(CDC)は先月、過去21日以内にコンゴ民主共和国、ウガンダ、南スーダンに滞在した非米国市民の入国を禁じる命令を出した。米国市民については、指定の空港で検疫を受けるよう求めている。