[ワシントン 9日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が9日発表した5月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.2%増の417万戸だった。予想(407万戸)を上回る増加となったものの、住宅ローン金利の上昇や依然として逼迫した在庫が住宅市場の重しとなっている。

前年同月比では3.2%増となった。

地域別では、北東部、南部、中西部で増加し、西部は横ばいだった。

30年固定‌住宅ローン金利の平均は、2月末のイラン紛争開始以降、約50ベーシスポイント(bp)上昇した。インフレ加速と労働市場の底堅さを背景に、連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退する中、住宅ローン金利は高止まりする可能性が高い。

5月の中古住宅価格の中央値は42万9300ドルと、前年同月比1.3%上昇した。

在庫は3.3%増の155万戸となったものの、依然として新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を大きく下回っている。

5月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.5カ月で、前年同月の4.6カ月から短縮した。

住宅が市場に出ていた期間の中央値は29日。前年同月は27日だった。

初めて住宅を購入する人の割合は全体の35%と、前年の30%から上昇した。エコノミストや不動産業者は、住宅市場の健全性を維持するには、この層の割合が40%必要だと述べている。

5月のNARの住宅​購入能力指数は105.6と、前年同月の97.5から改善した。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅販売件数は昨年12月以来の高水準に達し、より多くの米国人が住宅の住み替えに動いている」とし、「これは住宅市場にとって朗報だ」と述べた。

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