<2016年7月のバングラデシュ・ダッカ襲撃事件は、日本人7人を含む22人の命を奪っただけでなく、現代テロリズムの新たな姿を浮き彫りにした>

2016年のバングラデシュ・ダッカ襲撃事件は現代テロの転換点となった。実行犯の背景、ISとの緩やかな連関、SNSの影響などを分析し、日本企業の海外安全対策への教訓と多層的アプローチの必要性を探る。

2016年7月1日に発生したバングラデシュ・ダッカレストラン襲撃事件は、同国の治安環境のみならず、現代テロリズムの性質を理解する上で重要な転換点となった事例である。

首都ダッカの外交官や外国人居住者が多く集まるガルシャン地区の飲食店「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」が武装集団に占拠され、日本人7人を含む外国人を中心に22人が殺害された。

本事件は、それまでイスラム国やアルカイダといったグローバルテロとは距離があったと思われるバングラデシュ国内にも、国際的な過激思想のネットワークや脅威が浸透していたことを明るみに出した。

この衝撃は、同国を重要な投資先・活動拠点と見なしていた外国企業や在留外国人のリスク認識にも深刻な影響を与えた。

「ネオJMB」とIS:緩やかな連関を見せる現代テロネットワーク
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