Francois Murphy
[ウィーン 8日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は8日、米国とイスラエルが1年前に爆撃した核施設の査察を再開できるよう、イランに「関与を再開」するよう求めた。米国はIAEA理事会で、同様の趣旨の決議案を主導している。
グロッシ氏は理事会で、「われわれが再び関与していくことが非常に重要だ」と述べた。また、理事会への別の書面声明でも「イランがIAEAに建設的に関与し、イランにおける保障措置の完全かつ効果的な実施を促進するよう求める」と表明した。
一方、イランのIAEA代表部はXへの投稿で、「国際的な不法行為の責任は実行者にあり、被害者に転嫁することはできない。理事会は、こうした攻撃を実行した者の責任を免除するために利用されてはならない」と指摘。「理事会は今後の進め方について慎重であるべきだ。強制や対立は協力にはつながらず、外交的解決の見通しを損なう」と述べた。
イランはこれまでも、自国に対する理事会決議に反発し、通常は核活動の拡大やIAEAとの協力縮小という形で対応してきた。