[アデン 8日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は8日、紅海におけるイスラエル関連の船舶航行を禁止すると発表した。中東情勢が緊迫する中、同地域の海上輸送を巡る事態が一段と悪化することとなった。

フーシ派は声明で、イスラエルへの攻撃を開始し、イスラエル関連とみなされる船舶の紅海における航行を全面的に禁止したと述べた。

さらにフーシ派関係筋はロイターに対し、イスラエル関連船舶の紅海通過を阻止したのは第一歩であり、事態がさらにエスカレートすれば、イスラエルに向かうあらゆる船舶の航行を阻止するほか、他の措置も講じる可能性があると述べた。

イランがホルムズ海峡を封鎖してから3カ月以上が経過した現在、フーシ派による紅海航路への攻撃があれば、エネルギー市場で懸念が高まることは必至とみられる。スエズ運河につながる紅海は、中東産原油の主要な代替輸送路となってきたためだ。

フーシ派は、パレスチナとの連帯を示すためとして、2023年から25年にかけて船舶の輸送を妨害する行動に及んでいた。ただ今年2月に米国とイスラエルがイランを攻撃したことによる中東の広範な戦争には、これまでほとんど関与していなかった。

海運関係者によると、フーシ派は過去にイスラエルと直接関係のない船舶も標的にしてきたため、今回の行動はより広範囲に影響を与える可能性があるという。ある関係筋は「今回の発表を受けて、全ての船舶は通過の是非について慎重に検討せざるを得なくなるだろう」と述べた。

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