Parisa Hafezi Nayera Abdallah Steven Scheer
[ドバイ/エルサレム 8日 ロイター] - イランとイスラエルは8日、トランプ米大統領が両国に対し直ちに砲撃を停止するよう求めたことを受け、相互への攻撃を停止したと明らかにした。
ただ、イランはイスラエルがレバノンで親イラン武装組織ヒズボラに対する攻撃を続ければ、攻撃を再開すると警告。米国とイランの和平協議を仲介するパキスタンのシャリフ首相は、協議の最終目標は「達成目前」にあるとの見方を示し、当事者に自制を呼びかけている。
イスラエルとイランによる過去24時間の相互への攻撃は、米国とイランの一時停戦が4月に発効して以降最も直接的な武力行使で、米国とイランの協議が損なわれる恐れがあるとの懸念から、原油価格は一時5%超上昇。ただ、イランがまず、イスラエルに対する第1弾の攻撃を終了したと表明したことを受け、原油価格は上げ幅を縮小した。
その後、関係筋はロイターに対し、イスラエルもイランに対する攻撃の停止を決定したと表明。これに先立ち、イスラエルのテレビ局チャンネル12は、トランプ米大統領の要請を受けイスラエルはイランへの攻撃を停止したとイスラエル政府高官が発言したと報じていた。
ただ同高官は、ヒズボラがイスラエルに対する攻撃を続ければ、ヒズボラ指導部があるレバノンの首都ベイルート南郊外を攻撃すると表明したほか、レバノン南部への攻撃は向こう数日間は継続されると述べたという。
別のイスラエル当局者によると、イスラエルのネタニヤフ首相は8日にトランプ大統領と電話会談を行った。トランプ氏は8日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にイスラエルとイランは直ちに攻撃を止めなければならないと投稿。イスラエル当局者によると、電話会談はトランプ氏の投稿前に前に行われた。