Paul Sandle Sam Tabahriti
[ロンドン 8日 ロイター] - スターマー英首相は8日、国内で事業を展開する巨大IT企業に対し、子どもが裸の画像を拡散するのを防ぐため、子どもの携帯端末に安全対策を導入するよう求め、実施しない場合は法制化により義務付ける考えを示した。
政府の計画によると、米アップルやグーグルのような企業は、子どもが使用するスマートフォンやタブレット端末上で裸の画像を検出し、ブロックする技術的な仕組みを構築するか有効にする必要がある。成人は年齢確認の手続きを経ることで、引き続き裸のコンテンツを撮影、共有、閲覧できる。
スターマー氏はロンドン・テック・ウィークでの演説で「本日、国内で事業を展開するテック企業に対し、子どもが性的に露骨な画像を送ったり受け取ったりするのを防ぐ端末上の制御機能を導入するよう求める。これは不可能な課題ではない」と述べた。
政府の声明によると、企業が3カ月以内に対応しない場合、政府は同技術の有効化を義務付ける法案を提出する。「これには企業への罰金が含まれる。あらゆる選択肢が排除されておらず、最終手段として、政府は順守しないテック企業の幹部への刑事責任追及まで拡大できるかどうかを検討している」とした。
アップルからは今のところコメントを得られていない。
グーグルの広報担当者は「英国のパートナーと建設的に協力し、若者に安全なデジタル環境を確保しつつ、有害なコンテンツの拡散を阻止するプライバシー保護に配慮した効果的な解決策を見いだそうとしている」と述べた。
また、タイムズ紙によると、スターマー氏は、有害と判定されたオンラインプラットフォームに対する16歳未満の子どものアクセスを禁止する一方、より安全な形態のソーシャルメディアへのアクセスは維持する方針を発表する予定という。
この報道について問われた官邸筋は「首相は若者を守るためにテクノロジー企業やその経営陣と対峙することを恐れてはいない」と述べた。