Mikhail Flores Karen Lema

[マニラ 8日 ロイター] - フィリピン南部ミンダナオ島沖で8日、マグニチュード(M)7.8の地震が発生した。当局は津波警報を発令した。現時点で死者や大きな被害の報告はない。

津波警報はフィリピンと隣国インドネシア、米津波警報システムが発令した。沿岸地域の住民には高台への避難が呼びかけられている。

DZBBラジオは、震源から約15キロ離れたフィリピン・ジェネラルサントス市から放送し、余震が続き、家具が倒れたりテレビや家電製品が損傷したりする事例があったと報道。住民は自宅から避難していると伝えた。

ジェネラルサントス市の災害対策当局によると、余震は依然として続いており、当局は被害や負傷者の報告について確認作業を進めている。

震源近くのフィリピン・サランガニ州では停電と通信障害が発生し、学校は休校となった。地元災害対策責任者のレネ・プンザラン氏は、被害状況の確認作業を進めているが、建物の倒壊についての報告は今のところないと述べた。

フィリピンのマルコス大統領は、当局が迅速に災害対応の調整に当たっていると表明。声明で「国家政府は動いており、ミンダナオを置き去りにすることはない」と述べた。

フィリピン地震火山研究所(Phivolcs)は、1メートルを超える津波が数時間にわたって続く可能性があると警告した。インドネシア気象気候地球物理庁(BMKG)は、これまでに0.19メートルの津波を観測したと発表した。

フィリピン・サランガニ州アラベル町のベンジー・アンチェタ警察署長によると、地震は同署の国旗掲揚式典中に発生し、警察庁舎には亀裂が確認された。気を失った人もいたという。

アンチェタ氏はロイターに電話で「これまで経験した中で最も強い地震だ」と語った。

ドイツ地球科学研究所(GFZ)によると、M7.8の地震は深さ10キロで発生した。当初はM8.2と推定していた。

フィリピンとインドネシアの地球物理機関は、それぞれM7.0、M7.7と発表している。

インドネシア北部の都市マナドの住民や、フィリピン南部の住民・当局者はいずれも、強い揺れを感じたと述べた。

インドネシア災害軽減庁の報道官は、これまでのところ被害の報告はないとしている。

フィリピン・サランガニ州マーシム町の災害対策責任者アーリーン・ホレロ氏は、沿岸の集落で避難が進んでおり、これまでに死傷者の報告はないと述べた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。