現在、FIFAが2026年FIFAワールドカップ(W杯)の売れ残りチケットを転売プラットフォーム経由で流通させ、正規価格を支払ったファンからの補償請求を避けようとしているとの疑惑がもたれている。
大手転売プラットフォームであるSeatGeekとStubHubは6月3日、この疑惑に反論した。両社は、FIFAとは提携関係も販売契約もないとしている。
【画像】FIFAと転売プラットフォームが手を組んでいる「論拠」とされたもの
「SeatGeekは、W杯を含む数万件のライブイベントのチケットを、ファンが安心して入手できる信頼性の高いチケット売買サービスである」とSeatGeekの広報担当者は本誌に語る。「FIFAとは提携関係も販売契約も結んでいない」
StubHubも本誌に対し、同社はFIFAと関係がないと述べた。ただし、複数の座席ブロックが第三者を通じて複数のリセールプラットフォームに流れているように見えるともしている。「これはまさに、リセールプラットフォームが提供する利点だ」と同社の広報担当者は語った。
この疑惑は、ボストン大学クエストロム経営大学院のフロリアン・エデラー教授(経済学)が、6月26日にヒューストンで行われるサウジアラビア対カーボベルデのグループステージ戦について、Xに座席表を投稿した後に浮上した。
その座席表では、6月26日にヒューストンで行われるサウジアラビア対カーボベルデのグループステージ戦について、SeatGeek上で連番席がまとまって大量に売りに出されている様子が示されていた。これらのブロックは列全体や複数のセクションにまたがっていた。
エデラーは、典型的なファンや商業的な転売業者によるリセールとは見えないと述べた。
「丸で囲まれた部分は、ランダムな単席のリセールチケットではなく、大規模で連続した座席ブロックだ。列全体やセクション内の広い範囲に及んでいる……これは、2枚組、4枚組、ばらばらの座席を再販売する一般のファンや、商業的な転売業者のリセールの形ではない。むしろ、FIFAの公式サイトより低い価格で、在庫が一括して転売市場に放出されているように見える」