ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアのプーチン大統領宛ての公開書簡を公表し、首脳会談を開いて4年余りに及ぶ戦争の終結に合意することを提案した。ロシアが応じなければ、ウクライナ側は戦闘を継続する用意があるとも警告した。
ゼレンスキー大統領は書簡で、ロシア国民の大多数がウクライナによるミサイルやドローン攻撃、それに伴うインフレや燃料不足にうんざりしており、平和を望んでいると指摘。「プーチン氏自身がこの戦争を終わらせるべき時だと結論付けないのであれば、ウクライナは存亡をかけて戦い続ける」と表明した。それはプーチン氏の個人的な地位をも脅かす可能性があると警告した。
また「ロシアの歴史において、ロシアが疲弊すれば、変化が訪れるという事実をあなたもよく知っているはずだ」と指摘。米国がイラン紛争に注力する中、「欧州での戦争が再び米国の関心の中心となるまでただ待つのは間違いだ」と述べた。
和平への道は前線から始まる必要があるとし、ウクライナは「交渉期間中の全面停戦」を支持する立場だと表明。さらに、米国には「戦闘が止まった線に沿って停戦を監視する能力がある」と述べた。
その上で、ゼレンスキー氏は会談の明確な日程を設定するよう提案し、「戦争と平和の問題を解決するために伝統的に指導者を招いてきた」国々として、スイス、トルコ、アラブ諸国を例に挙げた。さらに「この戦争から抜け出す道を歩むことを恐れないでほしい。今あなたに求められているのはそれだ」とつづった。
ウクライナのシビハ外相はXで、書簡は外交ルートを通じて公式にも送付されると述べた。「明確かつ実行可能な手順と、首脳会談への招待を盛り込んだ、戦争終結に向けた真剣で意義のある提案だ」と説明し、「この提案への意義ある回答を期待する。この戦争を終わらせる時だ。平和を選ぶ時だ」と訴えた。
ロシア政府は大統領府(クレムリン)が書簡を確認したとし、プーチン氏にその内容を報告する予定だとした。

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