エルニーニョは太平洋の海水温が上昇する現象で、反対に海水温が低下する現象はラニーニャと呼ばれる。

一般的に、海水温が数カ月にわたって平年より2度以上高くなる状態はスーパーエルニーニョと定義される。

今年のエルニーニョについてはアメリカ海洋大気局(NOAA)も、5月から7月の間に60%の確率で発生すると予測。少なくとも50%の確率でスーパーエルニーニョに発展する可能性があるとしていた。

NOAAの気候予測センターが5月29日に発表した最新予測では、「エルニーニョは間もなく発生する可能性が高い」と述べ、5月から7月の間に発生する確率は82%とした。

グテーレス事務総長は声明の中で、エルニーニョについて「影響はさらに厳しく、さらに遠くまで及び、壊滅的な速さで国境を越えるだろう。唯一効果的な対応は、この危機に見合った気候変動対策、すなわち化石燃料への依存を終わらせ、再生可能エネルギーへの移行を加速させ、最も脆弱な人々を守り、全ての人のための早期警戒システムを実現することだ」と付け加えた。

世界気象機関のセレステ・サウロ事務局長は各国政府や関係機関に対し、起こり得る事態への備えを促し、旱魃や豪雨、熱波によるリスクの増大を警告した。

その上で、各国政府や人道援助機関、さらには農業やエネルギー、水管理といった気候の影響を受けやすい分野の効果的な対応を支援するためには、早期警戒警報や季節予報が欠かせないと指摘している。

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