WMOのデータによると、4月下旬から5月中旬にかけ、主な観測対象としている赤道太平洋中央東部の海面水温が、エルニーニョ発生の基準値に近づいた。
同時に、南方振動(エルニーニョ現象の大気成分)もエルニーニョ発生の条件と一致している。
影響は世界中に及ぶと予想され、6月から8月にかけてはほぼ全地域で気温が平年を上回る見通し。
特に太平洋、アフリカ、アジア、アメリカ大陸は広い範囲で気温が高くなり、熱波や気象災害のリスクが増大する。
降水パターンもエルニーニョ現象特有の変化が予想され、アメリカ南部や南アメリカ南部、アフリカ東部、中央アジアで降雨量が増える見通し。
一方、中央アメリカ、南アメリカ北部、カリブ海、オーストラリア、南アジアの一部では降雨量が減る可能性が大きい。
海水温の変化は熱帯低気圧の活動にも影響を与える可能性がある。太平洋中部と東部ではサイクロンの発生確率が高まる一方、大西洋のハリケーンシーズンは比較的穏やかになる可能性が大きい。
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