施策は効果を上げるのか

しかし、これらの施策について、多くの専門家は、遅きに失し、規模も不十分だと述べている。

オーストラリアのビクトリア大学政策研究センターの上級研究員である彭秀健は本誌に対し、「追加資金は、家族を支援するために財政政策を活用しようとする姿勢が強まっていることを示している」と語った。

しかし、補助金は親に一定の負担軽減をもたらす一方、「その効果は最終的に、子育て全体の費用に対処するより幅広い施策を伴っているかどうかに左右される」ともしている。

中国の出生率は世界最低水準にとどまる

現在、世界人口の3分の2以上が、女性1人当たり2.1人という人口置換水準を下回る出生率の国に住んでいる。中国の出生率は世界最低水準にあり、2024年の女性1人当たり1.02人から、2025年には0.97人に低下した。

この低下は、中国が過去最多の退職者を抱え、国内消費の押し上げに苦戦するなかで起きている。政策立案者の間では、労働力の縮小と急速な高齢化が、世界第2位の経済大国の重荷になるとの懸念が高まっている。

中国国家統計局によると、14億1000万人の中国人口は昨年、およそ2.4%減少した。同国ではその年、出生数がわずか792万人であったのに対し、死亡数が1131万人であった。

【動画】我々の想像よりもひどい中国の人口減少の実態
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