気候テクノロジーに詳しい専門家のアレクサンダー・マトヴェンコによると、熱ストレスは気温だけでなく、湿度や風、建物が夜間にどれだけ冷えるかといった条件に左右される。

「暑さの感じ方も異なる」とマトヴェンコは本誌に語り、イギリスでは気候と建築環境が組み合わさって独特の効果を生み出していると指摘した。

湿度の高さの影響も大きい。熱波に見舞われたイギリスは夜間も湿度が下がらないことが多く、体の熱からの回復を妨げる。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなる。

マトヴェンコは、ロンドンで気温30度の日が体に与える生理的ストレスは、アリゾナ州フェニックスで気温38度の日が与えるストレスとほぼ同程度だと言い添えた。

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