バレンティンは本誌の取材に対し、気温はアメリカの方が高いかもしれないが、イギリスの暑さの方が「はるかにひどいと感じる」と語った。TikTokに投稿した動画(@redbusruss)には「アメリカ人は弱くて本当の暑さを知らない」というキャプションが付いている。
イギリスの猛暑については「シカゴに比べるとはるかに容赦なくて強烈で蒸し暑い」と訴え、イギリスで経験した最高気温は35度だったと付け加えた。
イギリスの住宅にも問題があるとバレンティンは言う。イギリスの住宅は熱を閉じ込める設計になっていて、「家の中にいるとまるでオーブンの中で過ごしているような状態」だと本誌に語った。
最初は遮光カーテンと扇風機でしのいでいたものの、結局ポータブルエアコンを購入し、そのおかげで「かなり楽になった」という。
テキサス州出身でロンドン在住の看護師マリッサ・パークスにとっても、イギリスの暑さは衝撃的だったといい、「ここの暑さはテキサスで慣れ親しんだ暑さとは全然違う」と本誌に語った。
パークスもやはり、イギリスの暑さを訴える動画をTikTokに投稿している(@mp_xoxox9)。
テキサス州は普段から暑いのが普通で、気温38度を超える日が何週間も、時には何カ月も続くこともある。
しかし2025年1月にロンドンに移住したパークスは、テキサス州に比べると気温は低くても、ずっと過酷に感じると打ち明けた。
「イギリスで最悪の気温を経験したのは去年の夏で、35度に近かったと思う。テキサスだったらそれほど珍しいことではないけれど、それでも予想外だった」
暑さはイギリスの方が「重苦しくて息苦しいほど」とパークスは言い、原因は設備やライフスタイルの違いにあると指摘する。テキサスではエアコンが普及していて、1日の中で最も暑い時間帯を避ける過ごし方が定着していた。
対照的にロンドンでは夏は日中の時間が長く、住宅にはエアコンがないのが一般的。日常生活で歩いたり公共交通機関を使ったりすることが多く、屋外で過ごす時間も長い。