コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部のエボラ出血熱感染拡大で、当局は19日、過去24時間で新たに26人の感染疑い死亡例が報告されたと明らかにした。これにより、コンゴ東部での死者数は131人に上った。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も19日、感染拡大の速さと規模に深い懸念を示した。

テドロス氏はWHO総会で「監視体制の強化、接触者の追跡、検査の実施など、現場での活動が拡大するにつれて、これらの数字は変化していく」と述べた。

コンゴ保健当局は、国内では516件の感染疑い例と33件の確定症例が確認されており、隣国ウガンダでも2件の確定症例が確認されているとしている。

医療従事者の間でも感染例が報告されており、医療関連感染が発生していることを示していると指摘した。

テドロス氏はまた、エボラ出血熱の流行について協議するため、WHO緊急委員会の会合が19日に開かれると述べた。同委員会には、WHO事務局長に技術的助言と勧告を行う国際的な専門家が参加する。

今回の流行は、武装勢力による暴力が広がる人口密集地域で数週間にわたってウイルスが検知されず、感染が拡大したことから、専門家の間で警戒感が強まっている。流行の検知が遅れた背景には、米国などによる資金拠出の削減に伴う準備不足があるという。2018─20年にコンゴ東部で発生した流行は過去2番目の被害規模で、約2300人が死亡した。

ウガンダ当局はイシャシャ─キエシェロ国境検問所での移動制限を開始した。ただし国境は正式には閉鎖されていない。

さらに南部では、ルワンダに入国しようとするコンゴ人が国境で阻止されている。ルワンダ当局にはすぐにコメントを得られなかった。

WHOは、国境閉鎖は不法越境につながる恐れがあるとして、各国に国境を閉鎖しないよう求めていた。

[ロイター]
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