5月14日に公表された告発状によると、リトヴィンチュクは5月5日、マウイ島ラハイナ地区の海岸を歩きながら、ハワイモンクアザラシのラニの動きを目で追う様子を目撃され、撮影された。波打ち際にいたラニは、海に浮いた流木で遊んでいた。

リトヴィンチュクは大きな石を拾い上げると、ラニを狙い、頭を目がけて投げつけたとされる。石はラニの鼻先をかすめ、ラニは驚いて跳ね上がった。

目撃者が問い詰め、警察に通報したと告げたところ、リトヴィンチュクは「金持ちだから罰金は払える」と言って立ち去ったとされる。ラニはその後しばらくの間、ほとんど動かなかったと目撃者は伝えている。

ラニの現在の状態や、石を投げられてけがをしたかどうかについては分かっていない。

地元警察から捜査を引き継いだアメリカ海洋大気局(NOAA)は5月13日、シアトル近郊でリトヴィンチュクを逮捕した。14日にはシアトルの裁判所に出廷する。

有罪を言い渡された場合、それぞれの罪について1年以下の禁錮や保護観察処分が科される可能性がある。さらに、絶滅危惧種保護法違反で5万ドル以下、海洋哺乳類保護法違反で2万ドル以下の罰金を命じられる可能性もある。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化するテロリズム
2026年10月6日号(9月29日発売)は「進化するテロリズム」特集。

9.11から25年。安価なドローンとAIとSNSの普及で、テロ組織は力を蓄え、脅威を増している

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます